クリーンカンティーンのインスレートtk wideを1年間使用レビュー。

環境問題を意識するようになってから、マイボトルライフを5年以上続けています。いろんなボトルが売られている中、僕がずっと愛用しているのはklean kanteen(クリーンカンティーン)というアメリカのブランドが出している保温ボトル。

日本メーカーで優れた性能があるのに、なぜklean kanteenを使い続けるのか、今回はこのklean kanteenのinsreatインスレートボトル(保温機能付き)を1年前に買ってからほぼ毎日使い続けている長期レビューをしてみたいと思います。

こんな人にオススメの記事です!
・環境に配慮したマイボトルライフを送りたい
・他人とは違う水筒を探している
・klean kanteenの製品を迷っている

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商品の紹介

商品スペック

容量355ml(12オンス)
重量350.5g
サイズ高さ184.2mm×幅76.2mm
注ぎ口径66mm

what’s klean kanteen ?

2004年に創業したカリフォルニア発のボトルメーカー

創業は2004年、カリフォルニアでリユース可能なボトルを作り出したのがきっかけで生まれました。BPAと呼ばれる有害物質を含まないボトルを作ることで、環境への配慮をしたものづくりをされています。

2012年にはB-corpに登録されるなど、サスティナブルな社会の実現のために早くから取り組んでいることがわかります。

購入に至った経緯

なにに困っていたか

このボトルを買う前も同じクリーンカンティーンの保温ボトルを使っていました。買ったのは8年ほど前だと思います。クリーンカンティーンのインスレートは2019年にフルモデルチェンジされたので先代から使っていることになります。

もともと使っていた先代モデルは16オンス(473ml)と大きく、仕事に持っていくには容量が大きすぎたんです。そこで、少し小さい容量のものが欲しくなり、7年ぶりにマイボトルを買い替えることにしました。

買う時の3つの決め手

買い替えまでに1ヶ月以上の検討がありました。たかが水筒ですが、毎日使うものとなるとできる限り妥協をしたくなかったのです。僕が買い替える際に考えたことはいくつかありました。

3つの決め手
・350ml程度の容量
・保温機能はそこそこでOK
・ラフに扱っても大丈夫

容量は缶ジュース程度

まずは容量。もともとこの容量がきっかけで買い替えを考えたので最重要項目です。473mlといえばほぼ500mlペットボトルと同じサイズ。出勤から帰宅までをマイボトル1本で乗り切るなら473mlでちょうど良いのかもしれません。ところが、僕の職場は朝と昼休みの時にみんなでお茶を淹れる習慣があるんです。

また、1日に必要な水分量は、大人だと2リットルと言われています。マイボトル以外で摂取する水分補給量を計算して、ボトルの容量を逆算してみます。

起床時:150ml
朝食時:150ml
職場(朝):150ml
職場(昼):150ml
夕食時:150ml
風呂後:150ml
就寝前:150ml

飲み物で補給できる水分が1,050ml。ここに、一般的に食事で得られる水分600mlを足すと1,650ml。残り350mlを昼休みから帰宅までに摂取すれば2リットルになります。

ここで、最適な容量が350ml程度だということがわかりました。

保温機能

保温機能は必須です。真空二重構造で本体サイズが大きくなるものの、1年中使うとなると必須機能と言えます。常温がいいという意見もありますよね。でも、常温しか対応できないのと常温も使えるの差は大きく、いざというときに温かい飲み物や冷たい飲み物がいただけるのは大きなアドバンテージになります。

その保温力は高ければ高いほど良いですが、よほど貧弱ではない限り問題はないと考えています。なぜなら、僕は猫舌かつ冷たいものを飲みすぎると体調が悪くなる体質だから。程よく適温でキープされるのなら問題はありません。

ラフに使える

ていねいな暮らしに憧れますが、僕はとても雑なのでラフに使ってしまいます。ラフな使い方の代表はこんな感じ。

ラフに使うための4つのポイント
・洗うのは食洗機
・ワンタッチで簡単に飲める仕組み
・持ち運び便利

他の候補はコチラ

この3点で探していて、いくつか候補が上がりました。

簡単な選び方
・性能や機能性を重視するなら国産ブランドが強い
・デザインは外国製の方が良いことが多い
・最近はジャパンブランドでも良デザインが増えてきた

象印シームレスせん ワンタッチ 360ml

安定の日本の大手メーカー象印さん。ワンタッチで飲める機能性、シームレスせんで洗うのも簡単。保温性も抜群で、僕が住んでいる大阪のブランドということもあって、最終候補にまで残りました。

落選理由はデザインがイマイチだと感じてしまったことと、持ち運びがしにくいということ。惜しかった。

より洗練されたデザインで持ち運びも簡単にできるようになったキャリータンブラーが2021年9月上旬に発売されます。これは正直言って欲しい。

タイガー魔法瓶 真空断熱ボトル 350ml

こちらも日本の大手メーカー、タイガー魔法瓶さんの保温ボトル。シンプルなデザインで似合わない人はいないでしょう。機能性は象印のものと同じくとても良いのですが、デザインが無難すぎてテンションが上がるものではないので買いませんでした。

STANLEY goシリーズ 370ml

アウトドアブランドの堅牢性は安心できますね。スタンレーのプロダクトはアウトドアブランドの中でも特に堅牢なイメージ。無骨な製品が好きな人はこちらもオススメかもしれませんが、ボトル上部が大きいところがなぜか気になってしまって、候補から外れました。

YETI ランブラー 12oz ボトル

おしゃれアウトドア好きがよく使っているYETI(イエティ)。クーラーボックスで有名なので、保温性能はある程度期待できると思いました。見た目のスタンレーほど無骨ではないし最終候補まで残りました。

落選理由はたった1つ。クリーンカンティーンの方が優れている部分が多かったから。
クリーンカンティーンを知らなければ買っていた可能性が高いです。

実際に使ってみた

使い方はシンプル。使い勝手も良い。

使い方は普通の水筒と同じです。上部のフタにあるスクリューを回すと飲み物が出るようになります。
フタをしっかり閉めると、漏れ出すようなことはありません。スクリューを閉じ忘れていたような自分のミス以外で、カバンの中が飲み物でビシャビシャになったことはありません。

飲むときはキャップの上にあるツマミを回して飲めば良いだけです。とても簡単。持ち運ぶときは、キャップについているステンレスループをたてて持ち歩けるほか、このループをカラビナに引っ付けて鞄に外付けすることもできます。

良いところ

見た目がかわいい

まずはこれです。持っていて自分のテンションが上がるようなものを買っておけば使い続けます。僕が買った緑はビビッドな色合いながらもどこか落ち着きを感じさせてくれます。

デスクの上に置いていて「それかわいい」と言われて話が膨らむこともありました。小さな雑談でも人とコミュニケーションがあると、どこかでその繋がりが役に立つかもしませんしね。

Bコープ認定企業で環境配慮に貢献できている

Bコープとはアメリカの非営利団体が定めているサスティナブルで環境に配慮した活動を行なっている企業などを認定するもの。日本でも雑誌で紹介され、少しずつその認知度は高まっています。
klean kanteenはこのBcorpの認定企業です。

メンテナンスが楽なねじ切り構造

水筒のメンテナンスで大変なのがスクリュー部分の溝。洗いにくいですよね。このインスレートTK wideはスクリューが溝ではなく突起物なんです。ちょっとの変化ですがこれで洗いやすい差は格段にアップしたように思います。

食洗機に突っ込んで1年間使い続けても壊れない!

我が家は容赦無く食器洗い乾燥機にぶち込んでいます。食洗機対応可能とは書かれていませんし、真空二重構造のタンブラーのほとんどが対応していないことから、おそらく未対応だと思われます。それでも毎日食洗機に入れて洗っていますが、保温機能の低下や水漏れ・変な匂いなどもありません。

食洗機はメーカーが推奨しているものではありません。あくまでも個人の感想なので、食洗機に入れて使うときは自己責任でお願いします。

使い方によってキャップを変更できる

付属していたカフェキャップの他に、ワイドループキャップというものも合わせて買いました。これは、飲むときにキャップを外さないといけないものの、キャップ底面もステンレスになっていて保温性がアップしたキャップです。

保温力を高めたいときや、水漏れが気になるようなアクティブなシーンで使うときに付け替えることもできます。(カフェキャップでも軽く走る程度ではこぼれませんので安心してください。)

その他にも、ストローが備わっているものやスポーツ用など全部で5つのバリエーションが存在して、本体はそのままに、用途によって使い分けられるのは良いですね。

保温力は完璧でないが、程よさを感じる

気になる保温力はちょうど良いと言ったところ。しっかりと測ったことはありませんが、朝に熱湯で入れた紅茶を昼に飲んでも熱いと感じましたし、朝に淹れた氷入りのコーヒーも昼過ぎでも冷たいと感じます。ただ、国産メーカーやサーモスほどではないのかもしれません。

僕は暑すぎたり冷たすぎるとむしろ飲みづらいので、この程度の保温力で十分だと感じています。

イマイチなところ

褒め倒していますが、もちろんイマイチなところもあります。

飲み口が外にある

僕は大雑把な性分なのであまり気になりませんが、キャップの構造上飲み口を隠すことができません。僕はカフェキャップとワイドループキャップの2種類のキャップを持っていますが、2種類とも飲み口は外。衛生面に敏感な人は気にするかもしれません。

保温性能は最高クラスではない

僕にとってはデメリットではありませんが、ホットドリンクはアツアツが良いとか、キンキンに冷えたお茶が最高とか、そういう方にはあまり向いていないと思います。素直に象印さんやタイガーさんを使われた方が幸せになるはずです。

カフェキャップの分解が少し手間

カフェキャップを洗う時に分解が必要です。これはカフェキャップの構造上仕方がないかもしれませんが、飲むときの手軽さを優先したらどうしても必要なものだと思って諦めています。

どうしても分解が面倒なら、別売のワイドループキャップがおすすめです。このキャップならパーツがシンプルなのでパッキンを外すだけで洗えます。

まとめ

今回は、僕が1年以上ほぼ毎日使っているクリーンカンティーンのインスレートボトルTKワイドを紹介しました。

使ってみて環境に配慮されていることと見た目のかわいさからボトルに飲み物を入れて持ち歩くことが習慣になり、ペットボトルの消費量はみるみる減りました。一ヶ月で消費するペットボトルといえば調味料くらいで、飲料は500mlが1本あるかどうかと言ったところ。

外出先でも無印良品の給水所を使ったこともありますが、食事の時に水分を取るとして350mlという容量は1日使いにはちょうど良いと言った印象です。

気になる人はぜひ公式サイトをご覧ください。

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