衆議院選挙2021 選挙権を得てから14年間、絶対に選挙に行く

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絶対選挙に行くマン、3歳の娘に良い所を見せる

期日前投票にいってきた。これまで何度投票に行ったかは覚えていないけど、行かなかったことが一度もないことだけは覚えている。

初めて選挙に行ったのは大学生の時、まだ選挙権が20歳からだった頃だ。家族3人で投票所だった母校に行った。体育館に敷かれたマット、知らないおじさんとおばさん、書きにくい紙と鉛筆。僕の家では午前中のうちに投票を済ませるのが定番だった。それから結婚して子どもが産まれても、今の家族で午前中に選挙に行く。引っ越して場所が変わっても相変わらず知らないおじさんとおばさんがいて、書きにくい紙と鉛筆が置かれていた。

投票所には朝から多くの人がいて、駐車場はとても混雑している。隣に駐車したご家族が選挙管理委員会と書かれた車椅子に同乗者を乗せようとしていたのを見て、手伝いましょうかと思わず声をかけた。コロナで他人同士の交流が拒まれることも多いけど、たとえ断られてもその人と再会することはほとんどないから気にしたことはない。幸い、その人たちはありがとうと言ってくれた。少しだけお手伝いをして投票所に進んだ。

3歳になった娘の手を握り、少しの間静かにしてもらう。投票自体はわずか数分で終了して、3人ほど前に並んで先に済ましていた妻と合流した。帰り際にさっき手伝った車椅子のご家族と目が合って、もう一度ありがとうとおじさんが言ってくれた。なんだか清々しい気持ちになった僕は、車椅子から自動車の座席に向かうその人たちのお手伝いをもう一度して、ついでに車椅子を片付けに行くことにした。

妻は娘と手を繋ぎ、僕は車椅子を押す。これを書いている今まさに昼寝をしている娘は、きっと午前中のできごとを忘れていると思う。それでも、この朝のできごとを娘に見せられたことは親としてとても誇らしいと思った。そんなつもりでしたわけではないけど。

若い人は選挙に行こう、マジで

選挙では投票率が出て、いつも若年層の投票率の低さが目立つ。民主主義っていうのは、みんなの意見が反映されるのではなくて、投票に行った人の意見が反映されるものだと思っている。特定の候補者の名前を書く、良いと思える候補者がいなければ白紙でも出す。大事なのは「自分達の世代を無視すんなよ」というメッセージなんじゃないか。

友達と遊びたいとか、ライブ行きたいとかコロナであまりそんな機会がない。それなら選挙行こう。投票日はハロウィンだから、仮装する前に投票に行こう。なんなら多少仮装しても投票行こう(候補者とか政党の名前が入ったような衣装は遠慮願いたい)。そんなイベントにしてもいいんじゃないか。地味ハロウィンで投票所に行った人とか言っちゃって、投票証明書を持てばいいんじゃないか。

それくらい本当に、若い人が選挙に行くべきだと思う。

1987年生まれの僕は、登り龍な日本をあまり知らない。それでも娘のためとか、自分の暮らしのためにタダでできることだからコスパはとてもいいのではないか。

今日選挙に行ったら、結果的に人の役に立てたし、そんな姿を大好きな娘に見せることができた。なんだか、選挙に行ってよかったと思えた1日になった。

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