古民家リノベ系ショップや飲食店、創業100年を超える老舗まで群雄割拠の注目スポットならまちに、2019年にオープンした台湾スイーツカフェ。
おいしかった。でもサービスに若干の不具合、特に子ども連れにはハードルが高い仕様になっていました。
猿沢豆花
奈良市に店を構える[パティスリー KARAKU][Cheese cake ROCKS]と同じオーナーさんが新たに出店したのがこの猿沢豆花だそうです。
豆花は台湾の庶民派スイーツの代表格。
豆乳を柔らかくかためたまろやかなものに、シロップやフルーツなど甘味を乗せて食べます。
本場台湾では、安かったのが印象。subwayみたいに自由にトッピングを選んで食べるファストフードスイーツのような感じでした。
場所はならまちの中心、猿沢池から東に1分ほど歩いたところにあります。
ならまちに増えたの古民家リノベ系おしゃれカフェの1つです。
レビュー
内装
2人がけのテーブル3卓と4人がけテーブル1卓。あとは3人がけのカウンターというこじんまりとしたもの。
店内には中華系の雑貨がバランスよく置かれています。
古民家リノベのせいか、小上がり仕様になっていてベビーカーは席に置けず。
レジ前のちょっとしたスペースに置かせてもらいました。
食べ物・飲み物
豆花のメニューはこんな感じ
・猿沢豆花(750円):小豆・タピオカ・ゴマ団子入り ・伝統豆花(780円):ハトムギ・緑豆・カシューナッツ入り ・美人豆花(780円):白きくらげ・ハトムギ・愛玉子ゼリー・蓮の実・クコの実入り ・すだち豆花(800円):すだち・愛玉子ゼリー・ハトムギ入り
他には烏龍茶やタピオカミルクティー、あとはかき氷があります。
愛玉子ゼリーというのはイチジクの仲間の果実から作るゼリーのこと。これも台湾では比較的有名なスイーツですね。
愛玉子ゼリーは単体でもいただけるようでした。
ならまちはかき氷の激戦区。色んなお店が独自性を出して売り出しています。
氷はテレビでも紹介されているふわふわ氷の日之出製氷さんのものを使用。
日乃出製氷さんの氷で作ったかき氷、僕も食べたことはありますが、それと同じ感じならきっとふわふわなはず。
私達はタピオカミルクティーと猿沢豆花を注文しました。(最初に来た方には猿沢豆花がおすすめだそうです。)
お味はおいしい。がっつりと甘いというわけではなく、優しい甘みという感じ。
甘みが足らないと思ったらごま団子をひとかじりすればしっかりと主張のあるごまの風味と甘みが口に広がります。
豆花のボリュームが結構あるので、3時のおやつに行った私達は豆花とタピオカミルクティーにして正解でした。
一人一つずつの豆花だったら晩ごはんに影響が出ていたと思います。
ディナーの時間が早い方は気をつけたほうが良さそうです。
サービス
ここは正直いうと少し残念だった印象です。
ただ、子連れには不向きというだけで、大人だけ・少人数(4人まで)という条件だとそこまで問題ではないかと思います。
子連れに不向きな点はこの4つです。
・並ぶ場所に歩道がなく、車もちらほらと通る。若干危険。 ・子ども用のイスやトイレはない ・「子どもが大声を出す・騒ぐ・泣くといった場合はお店から出てもらいます」とスタッフさんから告げられる。 ・食事が出てくるのが遅い ・静かに食事を楽しむ場所
3点目が1番つらかったです。入ってみれば実際に出ていったわけではなかったのですが、事前に注意を受けるだけで家族はピリピリ。
そして、台湾で食べた時はすぐに出てきた「ファストフードスイーツ」の印象でしたが、この店は10分かかったような感じがします。
いつもの子連れ歓迎じゃないお店に入ったときのように、さくさくと食べて出ていきました。
オススメはテイクアウトで猿沢池でいただく
店内で豆花をいただいている途中、並んでいる人が店内に入ってスタッフさんに相談されていましたが、どうやらテイクアウトOKのようす。
どこにも書かれていませんので、店内に入って聞くのも仕方がないかと。
ただ、テイクアウトであっても、店内飲食と同じく待たないと行けない仕様だそうです。
僕としては次のような方法がベストだと感じました。
1.誰か一人だけ待って並ぶ
2.注文してできあがるのを待つ
3.その間、並んでいない人はのんびり古都奈良の探索
店舗周辺はお店も観光名所も多く、散歩に最適なエリア。
春や秋なら外でいただくのが子ども連れにとっては最適なのかもしれません。
ちなみに、猿沢池には公衆トイレも備え付けられているのも安心ですね。(オムツ交換台があるかはわかりません)
台湾がブームになっても、豆花はなかなか食べる場所が少ないので、こういうお店が増えると嬉しいです。
ただ、子どもがいるとくつろぐことはできないのが難点でした。
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